主人が車で仕事から帰ってご飯を食べている時に、急に仕事の愚痴を言い始めた。
普段仕事の愚痴や嫌なことは絶対に家庭に持ち込まない人だった。
聞いても言葉を濁すだけで、あまり仕事のことを家庭で口にするのは好きではないようだった。
それが急に自分から愚痴を話し出したのだ。
よほどストレスもたまっていたことだろう。
せっかく仕事の通勤で使う車を新車で買ったのに台無しだ。
ヴォクシー値引きは安かったけど。
私は主人の働く職種に全く知識がない。
なので何をアドバイスをしていいかもわからない。
ときたま出てくる専門用語も全く分からず、話の流れで推測するしかない。
あまりのめり込んで聞くと、「やっぱりいいや。」と話さなくなってしまいそうだからである。
おそらくアドバイスが欲しいわけじゃないのだ。
ただ、仕事でたまっている愚痴をただただ聞いてほしかったのだと思う。
うんうん、そうなんだ、大変だね、
とたまに相槌をうつ。真剣だけどのめり込みすぎずに聞いてあげる。
それが私ならきっとそうしてほしいと思うことだからだ。
しばらく喋ると落ち着いたのか全く関係のない話になった。
それで主人が落ち着くのなら私は何時間でも聞こうと思う。